こんにちは
理事長のズケヤマです。
先日、なつきさんとまちこさんとある特別な講演会に参加してきました。
タイトルは 「重度障害者の私が世界一周した話」。

登壇されたのは 宮野秀樹さん。
ほぼ全身が動かせない状態ですが、電動車椅子に出会ったことで人生が一変し、仲間と共に世界一周を実現された方です。

結論から言うと――
めちゃくちゃ笑って、めちゃくちゃ感動して、心が震えました。
ただの「すごい人の体験談」ではなく、人生を前向きに生きるためのヒントをたくさんもらった時間でした。
絶望から希望へ ― 電動車椅子との出会い
21歳のとき交通事故で頸髄損傷を負い、「もう二度と動けない」と絶望した宮野さん。
ところが、ある日電動車椅子に出会い、人生が一変します。
「これなら、自由に動けるかもしれない!」
その瞬間から、心の中に小さな炎がともり始め、社会参加やNPO活動に進み、仲間も増えていきました。
あの“希望に変わった瞬間”の話は、聞いている私の胸にも強く刺さりました。
世界一周の旅 ― 笑いと冒険の連続!
そして実現した、世界一周の大冒険。
訪れた場所は想像以上に壮大でした。
ウユニ塩湖(ボリビア) ― 車椅子で鏡張りの世界に立つ姿は圧巻。 ピラミッドとスフィンクス(エジプト) ― 遺跡の迫力に笑顔がこぼれる。 マチュピチュ(ペルー) ― 雲の上の遺跡を前にした姿は「挑戦」の象徴。 気球祭り(メキシコ) ― カラフルな空を車椅子と共に眺める。 テオティワカン(メキシコ) ― 太陽のピラミッドに圧倒される。 カンクン(メキシコ) ― 美しいカリブ海に笑顔全開。 サグラダ・ファミリア(スペイン) ― ガウディの建築美に感動。
「バリアフリーなんてないんじゃ?」と思う場所も多いのに、それを仲間と一緒に乗り越えていく。
トークでは旅のハプニングをユーモアたっぷりに語ってくださり、会場は笑いっぱなし。
それでも随所にグッとくる場面があり、笑いと涙のジェットコースターのような時間でした。
海外と日本のバリアフリー事情
宮野さんは、海外と日本のバリアフリーを比較して印象を語っていました。
日本は物理的なバリアフリー度で優れている (ホテルにエレベーターがあるのは当たり前) 海外は心のバリアフリーが優れている (困っていたら、すぐに助けに来てくれる)
なるほど、と深く納得。
「日本人は自国の素晴らしさに気づいていない」という言葉も胸に残りました。

トラブルさえも経験に
旅ではもちろんトラブルもたくさん。
空港でチェックインのたびに止められる(バッテリーや医療チェック) フランスでは電動車椅子の搭乗を拒否される 航空会社からの搭乗拒否でギリシャ行きを断念
普通なら心が折れてしまいそうな出来事。
でも宮野さんは 「それも含めて旅なんです」 と笑顔で語ります。
強さとユーモアに、何度も胸を打たれました。
世界から学んだこと、日本を再発見したこと
世界一周を終えて宮野さんが得た気づき。
世界は広く、挑戦すれば応えてくれる 世界は自分にたくさんのことを教えてくれた そして「日本のサービスは世界最高水準」である
「世界を一周した」という経験は、何よりもの財産だと語る姿に、会場の多くが頷いていました。
感想 ― 「仲間と夢があれば、世界は変わる」
最後に印象的だった言葉があります。
「自分を信じたら仲間ができて、仲間ができたら夢ができて、夢ができたら世界が広がる」
その言葉通り、宮野さんは仲間と共に夢を現実にしました。
笑って、泣いて、勇気をもらえる時間。
「人は一人では限界があるけれど、仲間となら奇跡が起きる」ということを全身で伝えてくれました。
まとめ
この講演に参加して、
「もし自分が絶望の中にいても、希望の光を見つけられるか?」
「自分は誰かの仲間になれているか?」
そんな問いをもらった気がします。
宮野さんの旅は、単なる“世界一周”ではなく、人の可能性の証明でした。
私もこれから、自分の夢や挑戦にもっと素直に、もっと大胆になろうと思います。

誘ってくれた謝花いさむさんありがとう

いさむさんのプロフ最高だからそれものせておきます。笑
