
崎山夏紀(さきやまなつき)
https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/courses/28231
◇ 心身調整 Larimar💎
◇沖縄 施術 セルフケア
◇理学療法士 稲福塾 国際医療福祉大学院修士
◇3児の母
◇ 心身ともに解放され、自由で主体的な人生を🌈
◇なりたい!やりたい!叶えたい!を応援したい
◇命・喜び・感動・幸せの循環💫
◇NPO法人 Mirai Kanai
◇ヘルスハック大学
皆さんこんにちは。
NPO法人Mirai Kanaiがお送りする「ミラクルモンスター」。この番組は、ユニークな経歴や珍しいお仕事をしている方をゲストにお招きし、その道のりや考え方を深掘りしていく番組です。 本日のゲストは、理学療法士であり、NPO法人Mirai Kanaiの理事も務める崎山なつきさんです。崎山さん、本日はよろしくお願いいたします。
崎山: よろしくお願いします。
イ: 早速ですが、崎山さんは現在どのような活動をされているのか、自己紹介をお願いします。
崎山: 崎山なつきと申します。普段は理学療法士として、整形外科クリニックや複数のデイサービスでアドバイザーとして活動しています。それ以外では、NPO法人Mirai Kanaiの理事や、個人事業主として生態施術、エクササイズクラス、読書会なども行っています。
イ: 理学療法士というのは、具体的にどのようなお仕事なのでしょうか?
崎山: 医師の指示のもと、病気や怪我などで損なわれた基本的な動作、例えば「起きる・立つ・歩く」といった能力の回復をお手伝いする仕事です。患者さんの日常生活をより良くするために、運動や電気治療などの物理療法を組み合わせて、一人ひとりに合ったプログラムを組み立てます。
イ: なるほど。電気治療というと、よく接骨院などで見かけますが、どのような効果があるのでしょうか?
崎山: 電気治療は、筋肉の血流を良くしたり、痛みを和らげたりする目的で使われます。根本的な治療というよりは、症状を和らげるための対症療法の一つですね。効果の感じ方には個人差がありますが、物理的な作用は科学的に証明されています。
「じっとしていられない」好奇心旺盛な少女が理学療法士になるまで
イ: 崎山さんは、学生時代はどんなことに興味を持っていましたか?
崎山: 小さい頃から、何かに集中すると周りの音が全く聞こえなくなるくらい「マイワールド」に入り込む子でした。親に何度も呼ばれても気づかずに怒られる、なんてこともしょっちゅうで(笑)。その時々で好奇心が向いたものに夢中になっていましたね。
イ: その頃の経験が、今の活動に繋がっていると感じることはありますか?
崎山: 高校生の時、進路をどうしようかと考えたんですが、とにかく「じっとしてられない」性格だったので、デスクワークは無理だなと。そんな時、先輩から「理学療法士なら動けるよ」と教えてもらって、「じゃあ、それにしよう!」と。少し不純な動機ですが、それがきっかけです(笑)。
イ: それで理学療法士の道へ。社会人になって最初のキャリアは沖縄ではなかったそうですね。
崎山: はい、学校は沖縄でしたが、実習で熊本の病院にお世話になり、卒業後そのまま就職しました。初めての一人暮らし、初めての社会人生活で、何もかもが新鮮で楽しかったですね。厳しい職場でしたが、勉強熱心な環境で多くのことを学ばせてもらいました。
ターニングポイントは「死」との向き合い
イ: 今の崎山さんにとって、大きなターニングポイントとなった出来事はありますか?
崎山: やはり「死」との向き合いが大きな転機になっています。一つは祖父の死です。幼い頃の経験ですが、私が何を想像しても、何を願ってもコントロールできない現実があるんだと初めて突きつけられました。 そしてもう一つは、理学療法士として沖縄の緩和ケア病棟で働いた経験です。
イ: 緩和ケア病棟というと、終末期医療のイメージがありますが。
崎山: そうですね。「死を待つ場所」というイメージが強いかもしれませんが、現場は全く違いました。そこでは「どう生きるか」を患者さん自身が主体的に選択することに焦点を当てていました。もちろん亡くなる方もいますが、その最期の瞬間まで「どう生きたいか」を追求する姿に、私自身が「生きること」の意味を深く考えさせられました。死は決して悲しいだけ、辛いだけのものではないと学んだ貴重な経験です。
衝動的な退職から見えた新しい道
イ: その後、さらに大きな決断をされたと伺いました。
崎山: はい。私と生年月日も名前も同じで、生まれた病院まで一緒だった友人が、癌で亡くなったんです。彼女には3人の子どもがいて、私の子どもたちと同じ学校でした。その時、悲しみと同時に強烈な「無力感」に襲われました。「私にできることは何だろう」と考えた時、何の不満もなかった職場に、衝動的に辞表を提出していました。亡くなって1週間後のことです。誰にも相談せずに(笑)。
イ: それはすごい行動力ですね…!退職後はどうされたのですか?
崎山: 以前から存じ上げていた整体の師匠のもとで、本格的に技術や人生観を学び始めました。ちょうどその頃にコロナ禍になり、オンラインで量子力学など全く違う分野の経営の勉強会に参加したんです。そこで今のNPO法人のメンバーと出会い、気づけば起業することが通過点になっていました。
イ: 今のお仕事で「たまらなく面白い」と感じることは何ですか?
崎山: 「分からないこと」が目の前に現れる瞬間が一番楽しいです。こうすればこうなる、と先が見えてしまうと興味が薄れてしまう。目の前の人や物事を通して、まだ見えない何かが創り出される空間や、そのプロセス自体にワクワクします。だから「今何をやっているの?」と聞かれても、一言ではなかなか説明できないんです(笑)。
大切にしているのは「なんとなく」の感覚
イ: 崎山さんがお仕事をする上で、これだけは譲れないという価値観はありますか?
崎山: 「なんとなく」という感覚を、自分の中で一番信頼しています。違和感も含めて、その感覚を流さずに、なぜそう感じるのかを大切にしたい。そして、すべての根底に「信頼」や「愛」を持っていたいと思っています。
イ: 今後の目標や夢について教えてください。
崎山: 具体的に「これをやりたい!」というのは無いのですが、「間(ま)」を大切にできる空間や時間、仲間との関係性を創っていきたい、となんとなく感じています。空間、時間、仲間、すべてに「間」という字が入りますよね。その余白や繋がりを大切にした先に、何か面白いものが生まれるんじゃないかと期待しています。
イ: 最後に、理学療法士を目指す方や、キャリアに悩む方へメッセージをお願いします。
崎山: 理学療法士は、患者さんの人生の大切な時間に寄り添い、一緒に考え、回復の過程を共に歩める、本当にやりがいのある仕事です。医学は日進月歩なので、常に学び続ける大変さはありますが、その分できることが増えていく楽しさもあります。私にとっては天職です。 もしキャリアに迷っている方がいたら、ぜひご自身の「なんとなく」という感覚を信じてみてください。その直感が、未来のあなたからのメッセージかもしれません。
イ: 崎山さんの「なんとなく」を信じて行動し続ける力強さに、私自身も多くの学びをいただきました。本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。
崎山: ありがとうございました。
崎山なつきさんの活動はこちらから
- Instagramや「リザスト 崎山なつき」で検索すると、生態施術の予約や各種イベント情報を確認できます。
NPO法人Mirai Kanaiからのお知らせ
活動詳細は、ホームページやSNSで「NPO法人Mirai Kanai」と検索してチェックしてみてください。
番組「ミラクルモンスター」では、応援団スポンサー様を募集しています。ご興味のある企業様、個人様は、NPO法人Mirai KanaiのInstagramへDMをお送りください。