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【インタビュー】公務員からIT経営者へ!伊波豊かさんが語るLステップの可能性と地域貢献への情熱


今回は、公務員からIT業界へ転身し、現在はLINE公式アカウントを活用したマーケティングツール「Lステップ」の専門家として活躍されている伊波豊かさんに独占インタビューを行いました。そのビジネスの深掘りから、彼の描く未来、そして地域社会への熱い思いまで、多岐にわたるお話をお届けします。


Q1: まずは、伊波さんの自己紹介をお願いします。公務員からIT業界へ転身された経緯も気になります。

伊波豊かさん(以下、伊波): はい、伊波豊かと申します。今年で歳になる年です 。

元々、公務員を長年務めており 、そのうちのほとんどはうるま市役所で生活保護や市民生活課を担当していました 。

公務員として働く中で、「このままでいいのか」という思いが強くなり 、自分のキャリアを考えた時に「自分で何かをやりたい」という気持ちが芽生えました 。そこで、まずは独立するための技術を身につけようと、IT企業に転職し 、そこでしばらくスキルを磨きました 。その後、独立という形を取りました 。

Q2: 現在、メイン事業とされている「Lステップ」について詳しく教えていただけますか?具体的にどのようなことをされているのでしょうか?

伊波: 現在は、LステップというLINE公式アカウントを活用したサービスをメインに提供しています 。簡単に言うと、店舗事業のお客様の集客やリピートを促し、売上を上げるお手伝いをしています。

Lステップは、競合が多い店舗ビジネスにおいて、お客様をLINEに集め、コミュニケーションを取り、ファンになってもらうことで、そのお店が選ばれる理由を作るためのツールです 。

具体的には、以下のような機能があります:

  • 集客: LINEを活用して新規顧客を集めることができます 。
  • 予約・問い合わせの自動化: 顧客からの予約や問い合わせを自動で処理できます 。例えば、Hot Pepperのように予約枠を選んで自動で予約が完了し、お店側に通知が届く仕組みも構築可能です 。
  • ステップ配信機能: 顧客の反応に応じて自動で最適な情報を段階的に配信する「ステップ配信」が可能です 。例えば、美容サロンや整体院では、登録した顧客の興味度合いに応じて、院の雰囲気、スタッフ、実績、治療法などを教育的に伝え、来院へと促します 。
  • リマインドの自動化: 予約のリマインドなどを自動で送信し、キャンセル率を減らす支援も行っています 。リマインドだけでも人件費を大幅に削減できますし、キャンセル率を防ぐだけで売上アップにつながります 。
  • 顧客データ分析: 誰が予約したか、どのような行動を取ったかなど、顧客とのやり取りのデータが詳細に見える化されます。Facebook広告やInstagram広告、Google広告など、どこから流入し、どれだけ成果につながったかといったクロス分析も可能です 。

元々はメールマガジンのように段階的に情報を送るステップメール機能が強みとして謳われていましたが、今では顧客に合わせた多機能な活用ができるようになっています 。

Lステップのシステムは、顧客を集客してからその効果を発揮します

Q3: Lステップの導入費用や月額料金について教えてください。

伊波: Lステップ自体の月額利用料は、数千円、二万円台、三万円台のプランがあります 。

  • 一番安価なプラン:リッチメニュー(LINEのトーク画面下部に表示される固定メニュー)の切り替えができませんが、予約機能やステップ機能は利用できます 。
  • 二万円台のプラン:リッチメニューを切り替えることが可能になります 。例えば、興味がある人には別のメニュー、会員さんには会員専用のメニューを出すといったことができます 。
  • 三万円台のプラン:さらに高機能で、顧客の流入元や成約率などを詳細に分析する機能が含まれています 。私がお客様に提案する際は、二万円台より三万円台のプランをおすすめすることが多いです 。

これに加えて、LINE公式アカウントの月額料金が別途かかります 。

Lステップの構築費用(初期設定やマーケティング設計)は、シンプルなものであれば数十万円くらいからが相場です 。

がっつり組み込む場合や、情報商材・コンテンツ販売など成果に直結するようなものであれば、百万円を超えることもあります 。ただ、それは成果に対する料金だと考えています 。

一度構築すれば、あとは月額料金と、必要に応じて月額数万円程度の運用保守費用がかかる形です 。

Q4: Lステップ以外にも、ホームページ制作やSNS運用なども手掛けていらっしゃいますね。

伊波: はい、Lステップをメインにしていますが、クライアントさんがLステップ以外の部分で困っていることや悩みが出てきた際に、最適な提案としてホームページ制作やSNS運用も行っています

お客様のニーズに合わせて、外堀を埋めるような形でサービスを提供しています 。Ti

kTok運用については、私自身も以前うるま市のTikTokアカウントを運用していた経験があり 、現在は外部パートナーとチームで運用しています 。

Q5: 青年部での活動や、地域への思いについてもお聞かせいただけますか?

伊波: 青年部に入ったのは、うるま市の事業を大きくしたいという思いがあるからです 。

うるま市を盛り上げるためには、地元の事業者との繋がりが不可欠ですし、将来的には教育事業もやりたいと考えています 。

私は、サラリーマンという選択肢しかない現状がおかしいと思っています 。もっと多様な稼ぎ方があることを、未来を担う子供たちに伝えたい 。

青年部には志の高い経営者が多く集まっているので、そういった方々と繋がり、様々な企画を通して地域を盛り上げ、子供たちの可能性を広げたいと考えています 。

例えば、学校の先生方は本当に頑張っていますが、学校の中だけでは社会の多様な側面を知ることが難しい現実があります 。

だからこそ、社会経験のある私たちが外から学校に関わり、子供たちに様々な生き方や働き方があることを伝える場を作りたいと思っています 。

具体的には、小学生に動画編集を教えて対価を払ったり 、アニメを描く才能があるのに学校で評価されない子たちに、その才能が価値になることを示したいと考えています 。

ビジネスは私にとって「遊び」のようなもので、自分だけが楽しいのではなく、周囲も、社会全体も良くなる「三方よし」の形が重要だと考えています 。それが、結果的に最も楽しく、ワクワクするビジネスの形です 。

Q6: 今後の目標や展望について教えてください。

伊波: まず一番の目標は、現在のLステップ事業を安定させることです 。特にBtoB(企業間取引)では信頼が重要なので、お客様の売上アップなどの実績を積み重ねることに力を入れています 。

事業が安定したら、複数の事業に挑戦したいと考えています 。店舗ビジネスなどにも挑戦し、そこで得た成功事例やノウハウを、また別の事業や教育事業に還元していきたいです 。キャッシュフローが安定すれば、本当にやりたいことにどんどん挑戦できますから 。

個人的な話になりますが、今はまだ子供がいないので、がっつり動ける今のうちに事業を安定させたいという思いもあります 。そうすれば、将来子供ができた時にも、心に余裕を持って、子育てと並行して様々な事業に挑戦できるようになると思います 。

私は人生において、常に「ステップ」を踏んで進むことを意識しています 。「心にLステップを組んでいる」と言えるかもしれませんね(笑) 。

Q7: 最後に、読者の方へメッセージをお願いします!

伊波: ITツールや業務効率化について、「自分には関係ない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、Lステップのように、どんな事業にも活用でき、売上に直結できる仕組みは、多くのビジネスにとって大きな可能性を秘めています 。

私たちは、メンバーの事業をより良くしていくために、ITに関する勉強会なども積極的に開催していきたいと考えています 。

無料で開催される勉強会であっても、外部から見れば非常に価値のあることだと評価されるはずです 。

そういった活動を通じて、志の高い人たちが集まる場を創り、地域全体の活性化に貢献できれば嬉しいです 。


伊波さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
公務員時代の経験と、ITという最新の技術を組み合わせ、地域経済の活性化、そして未来を担う子供たちの教育にまで目を向ける伊波さんの活動は、私たちに多くの示唆を与えてくれました。今後のさらなるご活躍を応援しています!

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