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琉球癒書講座を受けて

― 効率を超えて、“人のぬくもり”を取り戻す ―

理事長 ズケヤマです。

最近の自分を振り返ると、どこか「効率」という言葉に追われていた気がします。

園運営、NPOの事業、地域の連携、AIを使った仕組みづくり…。

やることが多いほど、「どうすればもっと早く、正確に、スムーズにできるか?」ばかりを考えていました。

そんな中で出会ったのが、下地潤栄さんの「琉球癒書講座」。

筆を持って、文字を書く。

そんな時間が、こんなにも深い“癒し”と“気づき”を与えてくれるとは思いませんでした。

🖋️ 「人に関わる部分は、徹底的に非効率でいい」

講座の中で、潤栄さんが言った言葉が心に残っています。

「効率化を進めるのは大切。でも、人に関わる部分は、徹底的に非効率でいい。」

この言葉を聞いた瞬間、胸の奥が“スッ”と静かになりました。

いつの間にか、「人と関わること」まで効率化しようとしていた自分に気づいたからです。

たとえば、メールやLINEで済ませていた“ありがとう”。

会議の時間を短くすることばかり考えていた“話し合い”。

それらは悪いことではないけれど、

「人の温度」を感じる時間が減っていたのかもしれません。

✍️ 手書きが苦手だった僕が、筆をとってみた

正直に言うと、僕は手書きがあまり得意ではありません。

PCのキーボードの方が速いし、スマホでメモを取る方が楽。

だから筆を持つことなんて、もう何年もなかった。

でも、講座の中でゆっくりと筆を下ろしたとき、

自分の“呼吸”と“心拍”がひとつに重なっていくのを感じました。

一筆一筆に「自分の今の気持ち」がそのまま出てしまう。

上手い下手ではなく、その瞬間の“自分”を映し出す鏡のようでした。

不思議なことに、字を書くたびに心が整っていく。

“書”が“癒し”になる意味を、体で感じました。

💌 「筆文字で手紙を書いてみようかな」と思えた瞬間

普段はメールやメッセージで済ませてしまう言葉だけど、

筆で書くと、言葉が生きてくる。

そこに想いが宿る。

「感謝やありがとう」って、

こんなにも温かい言葉だったんだなと改めて感じました。

講座を終えてから、

ふと「誰かに筆文字で手紙を書いてみようかな」と思ったんです。

効率ではなく、時間をかけて伝える“想い”の美しさを思い出しました。

🌿 デジタルとアナログの“あいだ”にあるもの

僕はAIやDXの推進にも関わっています。

テクノロジーは、確かに僕たちの生活を豊かにしてくれる。

でも、それと同時に大切にしたいのが、“人間らしさ”という非効率さです。

手書きの文字、声のトーン、沈黙の間、ふとした笑顔。

それらはすべて、数値化できない“人の豊かさ”です。

効率化と非効率のバランス。

その境界にこそ、Mirai Kanaiが目指す“幸せな未来”のヒントがあると感じました。

🤝 最後に

この講座を通して気づいたのは、

「便利さ」は目的ではなく、“人が幸せに生きるための道具”だということ。

そして、“心を込める”という行為は、どんな時代になっても人の心を動かす力を持っている。

これからの活動の中でも、

テクノロジーと人のあたたかさ、その両方を大切にしながら

“未来を叶える”活動を続けていきたいと思います。

🕊️ まとめ

効率を求めすぎると、大切なものを見失う

手書きの「想い」は、どんなデジタルツールにも勝る 非効率の中にこそ、人のぬくもりがある

「便利さの中に、手のぬくもりを」

― それが、Mirai Kanaiがこれからも大切にしていきたい想いです。

下地潤栄さん素敵な時間をありがとうございました😊

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