記事一覧

【インタビュー】女性から男性へ、自分らしく生きる講演家・藤原直さんの波乱万丈なキャリアとメッセージ

皆さん、こんにちは!

NPO法人Mirai Kanaiの「ミラクルモンスター」ユニークなキャリアや珍しいお仕事をしている方をゲストにお招きし、その道のりや考え方、夢中になっていることを深掘りしています。

今回は、私たちに多くの気づきと感動を与えてくださった、講演家の藤原直さんをお迎えしました。自分らしく生きることをテーマに多岐にわたる活動をされている藤原さんのストーリーを、ぜひ最後までお楽しみください。


【ゲスト紹介:藤原直(ふじわら なお)】
藤原直さんは、女性として生まれ、男性となったトランスジェンダーの講演家です。現在は、LGBTや多様性をテーマに、企業、学校、個人向けに「自分らしく生きる」ことを増やす活動を展開されています。主な活動は講演、コーチング、研修など多岐にわたり、「私は私でいい」と思える人が一人でも増えることを願って活動されています。

講演家、研修講師の他、LGBTの企業コンサルタントやカウンセラーとしても活躍中です。


藤原直さんのInstagramはこちら:

https://www.instagram.com/naofujiwara1023?igsh=c3Q2bWMyMWl3dXc5


イ:本日はお忙しい中、ありがとうございます!早速ですが、今どんな活動をされているのか、リスナーの皆さんに自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

藤原:はい、ありがとうございます。皆さん、おはようございます。

藤原直と申します。私、今、男性に見えるんですけれども、女性として生まれて男性になったトランスジェンダーです。

今の活動としては、LGBTや多様性をテーマに、企業、学校、個人に向けて「自分らしく生きる」ということを増やす活動をしています。主に講演活動やコーチング、研修などを通じて、「私は私でいい」って思う人が一人でも増えたら嬉しいなと思っております。

よろしくお願いいたします 。講演家や研修講師の他、LGBTの企業コンサルやカウンセラーなども色々させていただいています 。自分が自分らしく生きられなかった期間がすごく長かったので、どうしたらその人がその人として輝ける場所を見つけられるのか、何が得意とか何が好きか気づけるのかっていう場作りをさせていただいています。

イ:いやもう、本当に素敵ですね!では早速ですが、子供の頃や学生時代に興味を持ったことや、今に繋がるような体験はありましたか?

藤原:はい、小さい頃は本を読むのが大好きで、伝記とかをよく読んでいました 。

実は3〜4歳ぐらいから、見た目は女性だけど自分が女性ではないなと感じていたので、人と喋った時に男の子として扱ってもらえないとか、「女らしくしろ」と言われることに違和感を覚えていたんです 。

その結果、図書館に引きこもったり、家で本を読むことが多かったので、それが読書好きに繋がっていきました 。

必ずしもポジティブな意味ではなかったんですが、本を読む中で、どの時代にも熱い思いを持った人が、好きやワクワクに挑戦して人生を切り開いていくんだなっていうのを知るのが好きでしたね 。

イ:3、4歳からもうそういったモヤモヤがあったんですね。女の子らしく扱われるのが嫌でたまらなかったと…?

藤原:そうなんです。例えば兄と妹がいるんですが、遊ぶおもちゃが女の子向けのシルバニアファミリーやリカちゃん、バービーちゃんではなく、私はラジコンやキン肉マンの消しゴムが好きだったんです 。

母にリカちゃんバービーで遊べと言われて渡されたら、数日後には丸坊主にされて飛び蹴りなどの技をかけて遊んでいたらしく、「あんた、遊び方違うんちゃう?」って言われたり(笑)。

本当に男の子の遊びをしていました 。

服装もスカートを履くのが嫌でしたが履かされたり、持ち物も男の子が黒ランドセルで女の子が赤ランドセルの時代だったので、赤を押し付けられたり、書道などの持ち物が全て赤で決められるのが本当に嫌でした 。

イ:そうですよね、選べないのが辛いですよね。「女はピンク」みたいな 。この「完璧に気づいた」というのは何歳くらいの時だったんでしょうか?

藤原:完璧というのを何を持って完璧かは分からないんですが、小学校中学年〜高学年ぐらいの時には「自分は女の子ではないな」ということに完全に気づいていました 。

ただ、言ってはいけない、バレたら苛められたり嫌なことが起こるんじゃないかという不安で、女の子のフリをしないといけないなと思っていました 。

イ:それはめちゃくちゃ大変でしたね。長い期間悩まれたんじゃないですか?

藤原:悩んでいました。一生我慢すれば家族にも迷惑かけないし、友達にも変な子って言われないんじゃないかなと思ってた時期があるんです。

その方が結果的には自分にも楽じゃないかなと思ってたんですけど、やっぱりそれがしんどくて「もう無理だ」という時が来て、カミングアウトに至るんですけども。

カミングアウトも怖かったので、どうすればいいか分からない状態が結構長く続きました。

イ:ちなみに、カミングアウトは何歳ぐらいの時にされたんですか?

藤原:初めてきちんと当事者以外の人にしたという意味では、なんと27、28歳です 。

3、4歳ぐらいから自覚がありながら、どうしても人に言うことができなくて。自殺未遂も一度したこともありますし。でもやっと言えたのが、しかも海外のニュージーランドで言えたんです 。

日本は「こうするべき」「こうしてはいけない」が強いんですが、ニュージーランドは移民が多くて、200種類以上の国籍を持つ人が当たり前に住んでる状態だったので、違う前提で会話をするのが心地いいなと思った時に、色んな価値観を知ってる人が集まってたっていうのもあって、カミングアウトできたのかなと思います。

イ:3、4歳から27歳まで、相当濃い時間でしたね。よく頑張られましたね。

藤原:ありがとうございます、嬉しいです。

イ:ニュージーランドに行かれたことが、キャリアにとって決定的なターニングポイントになったそうですね 。

藤原:そうですね。日本で生きづらさを感じていたので、「ここから抜け出したい」という思いと、どこかに行けば自分の感じ方が変わってもっと自分らしく生きられるんじゃないかという思いがありました 。

ただ、見つけたものは正解の部分もあり、ちょっと違った部分もあったんですけども、結局どこにいても自分が自分を認められなかったら何も変わらないなということに気づきました 。

海外では多様な人がいて、実際に同性のカップルの方などもいらっしゃったので、「誰がいてもいい環境と教育がある国はあるんだな」とは思いました。それでもやっぱり自分がそこで心を閉じ続けていたら変われなかったと思うので、「自分が自分をどう思うか」を満たすのも自分だよって教えてもらったのも海外だったような気がします 。

イ:そのニュージーランドでは何をされていたんですか?

藤原:最初はワーキングホリデーで行ったので語学学校に通って、その後は車を買ってニュージーランド一周をして、北島のタウランガでキウイフルーツのピッキングのアルバイトをしたり、日本食レストランで働いたりもしました。

その後、ワークビザをもらったきっかけが、たまたま親が来た時にミルフォードサウンドのクルーズがあったんです。そこで出会った日本人バスガイドさんと話していたら、「ここ仕事多いから、飲食とかホテルとか、仕事を選ばなかったら結構働けるよ」と聞いて、ずっとアンテナを張っていました 。

帰国1週間前にその街に行った時、たまたま入ったお土産屋さんで「あんた働かない?」と言われて、すぐ決まったんです。

アンテナを張っていたのと、直感を信じて行ってみてよかったなと思います。

イ:すごい偶然ですね。まさに縁ですね!ニュージーランドからは強制送還で帰ってきたのですか?

藤原:強制送還というわけではないのですが、性別適合手術を受けるための性同一性障害の診断をもらいたいとずっと思っていました。

見れるお医者さんが少ないので、半年から1年に1回抽選でずっと待っていたんです。

ニュージーランドでお付き合いしていたパートナーと別れるタイミングとビザの更新のタイミングで、日本で診察ができるという連絡があったんです。1年半待ってやっと受けられる初診だったので、これはこのタイミングだなと思ってワークビザを更新せずに帰りました。それが、ある意味の「強制送還」でした 。

イ:その診断を受けるための専門のお医者さんがいるんですね。診断を受けないと転換できないんですか?

藤原:そうなんです、専門の医師がいます。

ガイドラインがありまして、例えば最初はカウンセリングを専門のところで1年間、毎月1回受けて、精神科医の方に診断を受けます。さらに、もう1人、2人の精神科医の方に診断してもらう必要があります。

診断が降りてから初めて、2つ目の段階としてホルモン療法があります。私は月に1回男性ホルモンを打っているんですが、それを打てるようになります 。

さらに、ホルモン注射を半年から1年以上経った後に性別適合手術を受けられるという段階があるんです。

私の場合は胸と子宮卵巣を取る手術を受けられます 。

このガイドラインに沿った治療を安全に進めていくためには、やはり専門医の診断をもらうところから始めなければいけません 。

この1年間という時間と毎月先生と向き合う時間は、自分と向き合う上で私にとってはすごくいい時間でした。

イ:全く知らないことばかりで、本当に勉強になります。ホルモン注射の量や周期によっては、精神的に不安定になることもあると聞きますが、どうでしたか?

藤原:なります。ジェットコースターですね。

私の場合だと、毎月1週目ぐらいに打つんですが、打つとそっから2、3日してホルモン値が上がってメンタルがある程度安定するんです。

その後はもう自分でホルモンを作れないので、外から入れたホルモンが緩やかに上がって落ちていくだけなんですよ。

そうすると月の半ば以降がメンタルがちょっと落ち込んできたりとか、倦怠感が出てくる、更年期障害的な症状が出てくる。

体がだるいといったものが常にある中で、また月末に「やばい」ってなってまた打つ、という感じです。

イ:そんな大変なことを乗り越えてこられたんですね。本当にありがとうございます。さて、ここからは今の仕事について掘り下げていきます。今されているお仕事で、ここがたまらなく面白いとか、一番のやりがいがあれば教えてください。

藤原:ありがとうございます。LGBTの講演活動や、自分でファシリテーション講座、「ライフチェンジラボ」という研修・講座をしているんですが、一番面白いなと思うのは、講演であれば問いかけ型のワークショップが好きなんです。

前半はLGBTの知識や経験をお話した後に、色んな問いかけをして皆さんのシェアの話を聞くんです。

その時に、何か皆さんお互いが違う考えを持っていたとか、そういう考え方もあるんだなっていうのを気づき合っていったり、話が弾んでそっから繋がるきっかけになるのを見るのが好きですね。

他の講座では長期講座をしているんですが、自己理解、つまり自分が何が好きで何が得意かというのを人生曲線という形で自分の人生を振り返りながら見ていくんです。

多くの人が「大した人生送ってませんよ」と言うんですが、やっぱりその上がり下がりのところにその人の個性とかが現れていて、それを自分では気づかなかったことを誰かに伝えてもらって「もしかしてそうかもしれない」という、その人が自分の才能とか強みとか価値観に気づいていく瞬間がすごいワクワクします。

イ:めちゃめちゃ分かります!なおさんのセミナー、受けてみたいです!一方で、大変さや難しさを感じることはありますか?

藤原:そうですね、LGBTの話でいくと、色んな年代の方もいらっしゃいますし、ご自身で喜んで参加される方もいれば、会社や団体が「行け」と言ったから来たよ、みたいな幅広い人がいる中で、否定的な考えの人もいるというのが多様性の一部ではあります。

そこをどこまでお伝えできるかなというのが難しさですね。

特にシェアの中で否定的な意見が出た時は、「お互いを否定せずにやっていきましょうね」と言うんですが、熱くなって議論が激しくなってしまうこともあります。

そこをどう受け止めながら、物の見方を変えていったり、「こういう考えも一つありますよね」という風に、その人のタイミングで受け取ってもらえるような種を植える伝え方が難しいですが、面白いとも感じています。

あとは講座の方でも、皆さんが受け取るタイミングが違ったり、それぞれ素敵なものを持っていても「私なんて」となりすぎてしまうと受け取って発揮していけないので、そこをどう伝えられるかというのはあります。

結局、私ができることと相手の方が受け取るタイミングは選べないので、私がよりどのような問いかけをしたり、寄り添ったり、その人をその人以上に信じるということをやっていくか、だけだなと今話す中で気づきました。

イ:難しいですね。多様な人がいる中で、正義のぶつかり合いになってしまいますね。

なおさん、これだけは絶対に譲れないというモットーはありますか?

藤原:大切にしている価値観ですね。全ての人にはもう可能性があるということを前提で関わることなので、やっぱり信じるとか、見守るっていうところかもしれません。

それは、私が器を大きくさせてもらえるようなきっかけでもあり、相手の方が自分は自分で大丈夫なんだって信じられるような、その間ですかね。

イ:道に迷ったり、立ち止まったりすることもあると思いますが、元に戻る針のようなものはありますか?

藤原:元に戻る指針、そうですね。私、質問家のマツダ ミヒロさんさんという方が好きで、その方に教えてもらったのは、「自分に問いかけることだよ」と。

外に流されていても答えは見つからないから、「自分に本当はどうしたいんだっけ?」と聞くといいよ、と言われていて。

やっぱり、走りすぎて熱が出てしまったり、うまくいかないなと思う時は、「本当はどうしたいのか、つまり何がしたいのか、目的は何だったのか」という、自分の心に聞くような時間を大事にしています。

朝晩、自分に「今日はどんな1日になったらいいんだっけ」とか、「最近嬉しかったこと、楽しかったことは何か」など、自分がどう生きていきたいのかを振り返るように意識しています。

イ:素晴らしいですね。ご自身もずっとそれを実践されているんですね。

藤原:はい、そうですね。気づいたらやっぱり流されたり、ズレちゃう時もあるので、それもあるよねっていうのは否定せずに、「じゃあどうしたい?」というのはやっぱり自分に聞きます 。

イ:影響を受けた方や本などがあれば教えてください。

藤原:はい、お二方いるんですが、質問家のマツダ ミヒロさんさん 。

沖縄にお住まいで、「魔法の質問」というコーチングの講座などを主催していて、時間と場所にとらわれず働くことを実践されています。

この方と出会った時に、「この場所に生まれたからここで仕事を見つけて仕事をしなければいけない」というわけではなく、自分の好きな場所や働き方を選べるんだ、ということを教えていただきました。


もう一人が執筆家の四角大輔さんという方 。

元々アーティストのプロデューサーをされていて、絢香さんや平井堅さんのミリオンヒットをプロデュースされた方ですが、実はフライフィッシングが大好きで、心の声に従ってニュージーランドに全てを捨てて移住してしまった方なんです。

その方も、今ではヨーロッパやアメリカで英語で出版するなど、世界を股にかけて仕事をされています。共通点としては、やはり「変化を楽しむ」とか、その時の自分に合わせて色んな生き方、働き方を変えていける人にすごく惹かれるんだなと思います。

イ:本当に素敵です。軸が通っていますね。

藤原:そうですね。昔は「一度決めたらこうしないといけない」と思っていて、自分が決めたことを変えるのも責めるし、目の前でそれをしている人も責めてしまっていた時期があったんですよ。

その時に「でも変わることあるよね」と。長いスパンで振り返ると、私なんて変化しかしてないじゃないですか。仕事一本もずっとやってるわけでもないし。

だからその時と思ったことを変えていいよって自分に許可ができるようになった時に、目の前の人にも許可が出ましたし、そこに変な罪悪感とかが発生しなくなったので、やっぱり都度自分がどうしたいかっていうのと、その時の自分にOKを自分で出していくっていうことが、自分にとっても周りにとってもいいことなのかなと今は思っています。

イ:なおさんが以前「走りすぎて熱が出た」とおっしゃっていましたが、世界一周の話もぜひ聞かせてください!

藤原:はい、ありがとうございます。

世界一周は、34、35歳ぐらいの時に専門職の保険の仕事に転職して3、4年経ったぐらいの時に、ちょっと息苦しくなってしまったんです。仕事がしんどくなりすぎてノルマとかで 、その時におじいちゃんの墓参りに行ったら、「明日死んだら後悔しないか」って謎の声が聞こえてきて、「いや、ちょっとこのままやったら無理やわ」と思ってすぐにやめることを決めたんです。

その時に「やりたいこと何かな」と思ったのが世界一周だったんですね。でも、お金出したら行けるだけじゃ面白くないから、私だからできること何かなと思った時に、「LGBTと世界一周だ」というのを思いついて。

それをクラウドファンディングでやったら、人にも知ってもらいながら応援してもらいながら行けるかもしれないと思って、すぐに申し込みをしました。


その頃に、ニュージーランドに住んでいた時にお話に出てきた四角大輔さんを見つけて、「この人面白い、会いに行こう」と思って。

当時私は大阪に住んでいて、四角大輔さんはニュージーランドから一時帰国していて東京でイベントをするのを見つけたんです。これはもう毎週行くしかないなと、夜行バスで週末だけ東京に行くという生活をしていました。

4回目にオンラインサロンメンバーだけの少人数の機会があって、その時に「実は私は女性から男性のトランスジェンダーで、仕事を辞めることにして、LGBTをテーマに世界一周に行きたいんです」って言ったら、なんと四角大輔さんが0.2秒で「俺めっちゃ応援するわ」って言ってくれたんです。

それが2016年9月で、そこから1ヶ月後ぐらいにニュージーランドの四角大輔さんに会いに行って、クラウドファンディングの企画運営をして2ヶ月半ぐらいで146万円の応援をいただいて達成することになり、世界一周に行くことになりました。


世界一周は約2ヶ月ぐらいで、謎に21カ国行ってしまったんですよ(笑)

予算の関係と「世界一周といえば国いっぱい」という考えしかなかったので、あまり滞在時間を考えていなくて、ルクセンブルク半日みたいなスケジュールになったりとかほとんど寝れないまま移動で取材しながらまとめながらだったので、結構大変な旅でしたが、楽しく21カ国を巡ってきました。

イ:21カ国!すごいですね。どうやって回ったんですか?

藤原:飛行機で世界一周チケットというのが40万円ぐらいであったので、それを乗り継ぎながらアメリカやカナダから入ってヨーロッパに飛んで、北欧に行って、ドーハを経由してオーストラリア、ニュージーランドに行って、タイやフィジーなどに行って帰ってきた感じです。

航空券は本当に安くて38万円とか40万円弱で行けます。

意外と、難しいと思っていることも調べてみたり、やったことある人に聞いてみるのがおすすめですね。

イ:さて、いよいよ最後のパートとなりますが、なおさんの未来についてお聞きしたいです。今一番挑戦してみたいことや、達成したい大きな目標はありますか?

藤原:はい。私は「自分らしく生きる人」を増やしたいと思う中で、やっぱり生きている中で仕事の時間って結構長いと思っています。

なので、今やっている講座などを中心に、まずは自分で自分を知る、自分で自分を満たすということをやった上で、自分の「好き」で「得意」で、誰かが喜んでくれることで、その仕事とお金とエネルギーが循環できる社会を作りたいなと思っています。

イ:この目標に向かう上で、特に力を入れていることはありますか?

藤原:そうですね。でもまずは私が自分で内側から整えるっていうことが、全ての関わる人にとって良い影響となっていけるような、まず自分でいるっていうことからやっています。

イ:この番組を聴いている人の中に、なおさんのようなキャリアに憧れている人や悩んでいる人がいると思うんですが、そんな方々に向けて、なおさんからメッセージやアドバイスをいただけますか?

藤原:はい、アドバイスですが、「怖いことはやってみよう」ということです。

私、結構保育士をしている時って「一生保育士しかできないのかな」とか、今までやってきたことでこれからの自分を測りがちだったんですが、結局じゃあやりたいことがあったらどうやったらできるかなっていうことにどんどん飛び込んでいく中で、やっていって「あ、違ったな」と思ったこともあったけど、やってきた中で「あ、この中でもこれが好き」っていうことがどんどん見つかっていったんですね。

それは今までやってきたことしかやらないと絶対見つからないことなので、怖いことでもちょっと面白そうだなとか、ちょっとワクワクするなという中に怖さがあったとしても、やってみて嫌だったことじゃなくて、やってなくて怖いことであったらどんどんやっていってほしいなと思います。

それがこれからの自分を引き上げてくれたりとか、自分の可能性が見つかる出会いとかにも繋がっていきますし、やっぱりその先に面白い世界が待っていると思います。

イ:素晴らしいメッセージ、ありがとうございます。「怖いことこそやれ」ですね!

藤原:はい


NPO法人Mirai Kanaiの「ミラクルモンスター」、いかがだったでしょうか。


今回は、講演家の藤原直さんをお迎えし、ご自身の経験から得た生き方や働き方、そして未来への熱い思いを伺うことができました。藤原さんの「怖いことこそやってみよう」というメッセージは、私たち一人ひとりの可能性を大きく広げてくれることでしょう。

藤原さんの活動は、私たちが理念として掲げる「幸せな大人を増やす」ことにも繋がるもので、今後のコラボレーションにも期待が膨らみます。

NPO法人Mirai Kanaiでは、番組を一緒に応援してくださる番組応援団・スポンサー様を募集しております。「面白い人を応援したい」「地域を元気にしたい」そんな思いをお持ちの企業様、個人様は、ぜひMirai KanaiのInstagramまでDMで「スポンサー」とお送りください。

私たちNPO法人Mirai Kanaiの活動に興味を持ってくださった方は、ぜひインターネットで「NPO法人Mirai」と検索して、ホームページやSNSをチェックしてみてください。ワクワクするような情報を発信しております。

藤原直さん、本日は本当にありがとうございました!


 

関連記事

TOP