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【インタビュー】激動のキャリア 新卒3ヶ月でクビ→起業→40歳で料理人に!沖縄の「うま藻」を広める 3足のわらじ 人生設計の極意 加藤龍如さん


はじめに

NPO法人Mirai Kanaiがお送りするミラクルモンスター、本日のパーソナリティーはズケヤマセイラ・宮城拓真です。この番組では、ユニークな経歴や珍しい仕事をしている方をゲストにお招きし、その道のりや考え方、夢中になっていることをとことん伺います。本日のゲストは、料理人、コンサルタント、そしてうま藻アンバサダーとして活躍中の加藤龍如さんです。




ゲストプロフィール
ゲスト名:加藤龍如(かとうりゅうすけ)

プロフィール :現在の主な仕事は、うま味が豊富な沖縄の海藻「うま藻」を広める活動を行う
たまにレストランのシェフや経営のコンサルタントも務める
子供の頃は好奇心が強く、知らないものを知ることが好きで、教科書を買ったらすぐに全部読むほど
新卒3ヶ月で会社をクビになったことが、その後のキャリアの大きな転機となる
同期4人と会社を立ち上げています。
URL:
Instagram:https://www.instagram.com/ryusan.okinawa
Umamo-うま藻-https://www.instagram.com/umamo_official


現在の活動と多岐にわたるキャリア

:本日は、料理人、ヘルシービストロりゅうさんちのオーナーシェフ、そしてコンサルタントとして、現在はうま藻アンバサダーとしても活躍されている加藤龍如さんにお越しいただいています。りゅうさん、よろしくお願いいたします。まずは、リスナーの皆さんに現在の活動について自己紹介をお願いします。

りゅうさん:ありがとうございます。加藤龍如といいます。りゅうさんと呼ばれています。メインは沖縄県うるま市でヘルシービストロりさんちというレストランのシェフと経営をしています。

その傍ら、元々経営コンサルタントやITのコンサルタントをやっていましたので、沖縄で採れる極上の海藻である「うま藻」を広める活動をメインでやっています。うま藻は、とても美味しくて健康に良い海藻です。本当に何をやっているか分からなく、「二足三足のわらじ」です。


学びの原点と仕事への接続

:子供の頃や学生時代は、どんなことに興味を持っていましたか?

りゅうさん:一番は、算数や数学が好きで、問題を解くことや新しいことを知ることにすごい興味がありました。知りたいことだけを知りたいというタイプで、教科書を新しくもらったら、1週間くらいで全部終わらせてしまうような子供でした。言われたことだけやるというよりも、自分が興味あるものを勉強したいという思いが強く、それを仕事の中で自然とできるように選んでいます。

:料理とプログラミングは非常に似ていると聞きましたが。

りゅうさん:めちゃくちゃ似ています。料理もプログラミングも「科学とロジック」です。どういう皿を作りたいかというイメージがあり、そのためになんか必要な処理や調理法(プログラムでいうコード)を考えて作っていくという点で共通しています。これはコンサルタントにも繋がる考え方です。


新卒3ヶ月でのクビと起業経験

:社会に出て最初のお仕事は何だったのでしょうか?

りゅうさん:高校や大学時代に、起業している先輩の会社の手伝いで、旅行代理店や携帯電話の代理店の営業をやっていました。大学3年になる時、就職活動を前に自分の選択を誤らないよう、大学を休学して当時のITの会社で1年間がっつり働きました。その後、能力があっても会社によって発揮できない人を見て、人材業界のベンチャー企業に入社しました。

:キャリアの大きな転機となったのは?

りゅうさん:新卒3ヶ月で会社をクビになったことです。同期との飲み会で将来独立したいという話をしていたことが伝わり、「辞めるやつはもううちにいなくていい」という話になってしまいました。

:理不尽な出来事でしたが、その時の気持ちは?

りゅうさん:理不尽だったので怒りがメインでしたが、そんな会社に残っても仕方ないと思い、辞めました。

すると、一緒に会社をやりたいと言っていた同期4人がついてきてくれて、次の日から会社を立ち上げることになりました。もっと準備してから起業するつもりでしたが、予期せぬタイミングでやらざるを得なくなりました。怒りから開き直って、ワクワクしながら起業したのが当時の気持ちです。

:創業当初は苦労されたと?

りゅうさん:はい、仕事ができるつもりになっていましたが、全然売上を立てられませんでした。高校・大学時代の貯金を元に、男4人で東京の超狭いワンルームで共同生活をしていました。家賃や食費は僕が全て面倒を見て、売上が立つまでやろうという生活でした。

:その経験から得たものは?

りゅうさん:その会社は半年くらいで解散しましたが、ここが自分の中で「一番の最低辺」だと経験できたことです。これによって、何か新しく起業して失敗しても、「あの時の生活に戻るだけだよね」と思えるようになり、挑戦することが全く怖くなくなりました。失敗しても「死なないよね」というラインが分かっているから、その上で頑張れるという感覚です。


沖縄移住と料理人としての再出発

:沖縄に来られた経緯について聞かせてください。

りゅうさん:東京での結婚生活を終えることになり、マンションを売るタイミングと、大きい仕事の契約が切れるタイミングが35歳の時に重なりました。仕事も住むところも探し直すことになり、「どうせだったら違う土地へ行ってみるか」という感じで、憧れがあり、寒いのが嫌いだったので沖縄に来ました。

:沖縄で料理人を始めたのは?

りゅうさん:沖縄に来てすぐは、コンサルタントとしての活動を続けていましたが、料理を始めたのはコロナが始まった時、40歳くらいの時です。コロナで全国の講演会というビジネスの入り口が全て飛んでしまいました。そこで、自分が主体となっているビジネスをもう一度ゼロイチでチャレンジしてみようと思い、好きなジャンルである料理を選びました。

:レストランの経営モデルが独特だと伺いました。

りゅうさん:飲食店の利益を上げる厳しさを逆算して、オープン当初から「完全予約制」かつ「おまかせコースのみ」のレストランを始めました。これにより、店を開けているのに人が来ない、食材が無駄になる、人件費が赤字になるといったリスクを排除できるモデルでスタートしました。


沖縄の宝「うま藻」を広める

:現在最も力を入れている「うま藻」について教えてください。

りゅうさん:うま藻は、沖縄の海藻です。地球上の酸素の50%は海藻が作り出しているなど、海藻は非常に重要です。このうま藻は、光合成をしなくなった代わりに周りの栄養を取り込んで育つ性質を持っています。魚の成長に必須なDHAは海藻が初めて作り出しているのですが、このうま藻はヴィーガン対応なのにサバの13倍ものDHAが含まれています。

:なぜ美味しくなったのですか?

りゅうさん:元々うま藻はDHAのサプリメントを作る目的で、捨てられていた様々な食料残渣を与えて育てていました。その中で、泡盛酒造の、捨てられていた泡盛のカスを与えてみたところ、今まで美味しくないと言われていたものが、たまたま美味しくなったんです。これを食べさせてもらい、栄養価が高く、世の中のためになるし、美味しいことに感動し、広める活動を始めました。

:広める活動とは?

りゅうさん:うま藻を食べる人が世の中にいなかったのでレシピがなく、私がレストランの中でレシピ開発をし、現在は会社さんと協力して広める活動をしています。堀江貴文さんのYouTubeでも取り上げていただき、大絶賛されました。うま藻は、お子様の言語の発達や、お年寄りの認知症予防、僕ら世代の目の疲れや疲労回復にも効果があります。


自分の感情をメインにした人生設計

:仕事をする上で、大切にしている価値観やモットーはありますか?

りゅうさん:対お客さんがいる仕事なので、その人の満足度や期待値を考えて行動することを一番にしています。同時に、仕事を選ぶ際には、相手の期待と自分のやりたいこと、そして自分の能力がちゃんと一致しているか、という点を気をつけています。

:人生の選択において、何を指針にしていますか?

りゅうさん:自分の人生は自分で責任を取っていくという考えを若い頃から意識しています。迷っている時というのは、周りの目や評価を気にしていることが多いので、人が評価するのではなく、自分がちゃんと評価してこれでいいんだっけ、という点に立ち帰ります。自分の感情に素直になり、これをやったら3年後、5年後どうなるんだっけというのを天秤にかけて判断するようにしています。また、自分の人生を楽しむために、知識を増やし、選択肢を増やした後、やるべきことに集中するようにしています。


未来の展望とリスナーへのメッセージ

:今後の目標や、挑戦してみたいことは何ですか?

りゅうさん:今の延長線で、よりよく生きたいと思っています。個人的には、早く引退して(笑)、家族と世界を旅したい、定期的に海外旅行に行けるような時間とお金の使い方ができるようになりたいと考えています。

:料理教室も開催されていますね。

りゅうさん:はい、毎月第3土曜日にうるマルシェでうま藻を使ったイタリアン料理教室をやっています。料理は人生を豊かにするスキルの1つだと思っており、健康的な知識や、おもてなし料理など、クオリティオブライフを上げるために、男性も女性も関係なく、料理スキルを身につけていただけると嬉しいです。

:最後に、自分の道に進んで悩んでいる若い世代に向けて、メッセージをお願いします?

りゅうさん:自分の人生は一度きりなので、自分の感情に素直に物事を決めていったらいいなと思います。そのためには、最初は色々な物事を見たり、勉強したり、人の話を聞いたりして、選択肢をいっぱい増やした中で、自分で決めていくプロセスを身につけていただけると良いと思います。

:告知などがあればお願いします?

りゅうさん:まず「うま藻」を買ってください。料理教室などでも提供していますし、ネット(EC)でも、うるマルシェさんやロジャースさんでも買えます。うま藻にはDHAが豊富に入っており、お子様からご高齢の方まで、美味しく健康になる手助けができます。
僕のイベント情報は、りゅうさんちのInstagram (ryusan.okinawa)
うま藻のイベントはうま藻のInstagram (umamo_official) で告知しています。


毎月第3土曜日には料理教室もやっていますので、ぜひチェックしてください。


YouTubeで見たい方はこちらから

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