〜「新時代の働き方と生き方」を学んできました〜

昨日、なつきさん、まちこさんと一緒に、鴨頭嘉人さん の講演会へ行ってきました。
テーマは 「新時代の働き方と生き方」。
結論から言うと、めちゃくちゃ刺激的で学びが多い時間でした。
地方の可能性とコミュニティの力
鴨頭さんが何度も強調していたのは、
「地方の可能性が爆発する時代」 が来ているということ。
沖縄は「挑戦意欲が高い人の割合」で全国1位。
この土壌はビジネスや新しい挑戦にとって大きな強み。
さらに、
無知は貧困の始まり。
知識は富の源。
コミュニティで勝つ時代。
と語られていたのが印象的でした。
一人で頑張るのではなく、 つながりと学び合い が未来をつくる。
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インバウンドの爆発的な可能性
「人口減少は確定した未来。だからこそインバウンドに取り組むべき」
この言葉にハッとしました。
• 2019年:訪日客 3,188万人、消費額 約4.8兆円
• 2023年:訪日客 2,507万人(まだ86%)、消費額 約5.3兆円(2019年比110%)
• 2024年予測:3,687万人、消費額 約8.1兆円
つまり、人数はまだ戻りきっていないのに、消費額はすでに上回っているんです。
一人あたりの消費単価が 15万円 → 22万円 にアップ。
これからの地方ビジネスは「インバウンド需要をどう掴むか」が重要だと強調されていました。
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YAKINIKU MAFIAの実例
池袋の「YAKINIKU MAFIA」の事例も強烈でした。
• 月商1,700万円の内訳
• 日本人顧客:15%
• イベント売上:29%
• インバウンド売上:56%
特に外国人観光客をターゲットにした施策がヒット。
様々な戦略を活用し、観光と飲食を組み合わせて大成功。
鴨頭さん自身も「売れるのは当たり前じゃない。仕組みを作る」と強調されていました。
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人口減少時代の課題
スライドには、日本が直面する課題が並んでいました。
• 人口減少(お客様が減る)
• 人材不足(働く人が減る)
• 消費低下(マインド減少)
• 原価高騰(不足と買い負け)
• 円安(利益減少)
厳しい現実を示したうえで、
「だからこそ新しい働き方・仕組みづくりが必要」 と力強く語られていました。
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クラウドファンディングの力
さらに驚いたのは、クラウドファンディングの事例。
• 東京エデュケーションギャラリー → 支援額3,537万円(支援者276名)
• 山本隆司ドキュメンタリー映画 → 支援額3,562万円(支援者1,278名)
数字の大きさもそうですが、支援者の「熱量」を形にしていることが素晴らしいと感じました。
ここでも「コミュニティの差」が売上を左右する、というリアルな実例を学びました。
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VIP戦略とコミュニティづくり
会場図を用いた「VIP戦略」も面白かったです。
• 全体の17%をVIPにし、売上の80%を創出
• 感動提供によってファン化
• 将来のVIPを育てる仕組み
ただ高い席を売るのではなく、「特別な体験」を通じてコミュニティを強化する仕掛け。
この発想は、自分の活動にも活かせると感じました。
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飲食店の現場からの学び
最後に紹介された「麺屋猪一(京都)」の話も心に残りました。
• 値上げ:900円 → 1,400〜1,750円
• 京都の最低賃金968円 → 店では1,200円で募集 → 60人応募
• インバウンド比率:85%
「人材不足を解消するために賃金を上げたら、人が集まった」
シンプルだけど勇気のいる決断を実行している姿に感銘を受けました。
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まとめ
今回の講演で学んだことを一言でまとめると、
「地方だからこそ挑戦できる。学び合い、仕組みを作り、コミュニティで勝つ」 です。
データと事例が豊富で説得力があり、何より 鴨頭嘉人さん自身が挑戦し続けているからこその熱量 がありました。
なつきさん、まちこさんと一緒に行けたことで、講演後の対話もさらに深まりました。
「私たちは何を仕掛ける?沖縄でできることは?」と自然に議論が広がり、とても良い時間になりました。
伝えてないとないのと一緒!
現代のネットに露出することの重要性を改めて感じました。