〜豊かさを考える。ビジネスを考える。生きるを考える。〜

タイに行ってきました。
観光地を巡るだけの旅行ではありません。
街を歩き、人を見て、食べて、笑って、語り合う。
そんな「大人の修学旅行」です。
今回の旅を一言で表すなら、
豊かさを考える旅。
ビジネスを考える旅。
生きるを考える旅。
そんな時間でした。
タイに降り立って最初に感じたのは、とにかく暑いこと。
沖縄に住んでいる私たちでも「これは暑い」と思うレベルでした。
そして独特の匂い。
香辛料なのか、街の空気なのか。
正直、最初は慣れませんでした。
でも数日過ごしているうちに、その匂いも街の一部になっていきました。

街を歩いていて何度も思ったことがあります。
「昔の日本って、こんな感じだったのかもしれない。」
決して豊かとは言えない。
便利さも日本ほどではない。
それでも人と人との距離が近い。
困っていたら助ける。
誰かを気にかける。
おせっかいを焼く。
そんな光景が当たり前のようにありました。
日本は豊かになりました。
便利にもなりました。
でもその代わりに、どこかで失ってしまったものもあるのかもしれません。
今回の旅で感じたのは、
誰かを思う心。
利他の精神。
そんな人間らしい温かさでした。

ビジネスという視点でも、タイはとても面白い国でした。
特に印象的だったのは価格設定です。
絶妙なんです。
タイの人から見たら高い。
でも日本人から見たら安い。
「ちょっと高いかな?」
と思いながらも払ってしまう。
そして払った後に、
「いや、これでこのサービスなら安いな。」
と感じる。
その感覚が面白かった。
価格とは何か。
価値とは何か。
商売とは何か。
街を歩いているだけで、たくさんのヒントがありました。

一方で、楽しいことばかりではありません。
性産業。
子どもたちの物乞い。
日本ではなかなか目にしない現実もありました。
正直、複雑でした。
でも、それを単純に善悪では判断できませんでした。
そこには生活があります。
家族があります。
守らなければいけない人がいます。
生きるための選択があります。
日本から見れば「かわいそう」に見えるかもしれない。
でも現地で見ると、そんな簡単な話ではありませんでした。
旅は、自分の価値観を揺さぶります。
だから面白い。
そして考えさせられる。
今回の旅はそんな連続でした。
もちろん食事も最高でした。
タイ料理というと辛いイメージがありましたが、実際は食べやすい料理もたくさんあります。
中でも一番印象に残ったのは、
カオマンガイ。
めちゃくちゃ美味しい。
何回でも食べられる。
タイに行ったらまた食べたい。
そんな一品でした。
そして旅の最後。
疲れもピークを迎えていました。
何日も歩き回り、
考え、
笑い、
食べ、
語り続けた結果、
全員かなりヘロヘロでした。
そこで向かったのがマッサージ店。
「最後はゆっくり癒やされよう。」
誰もがそう思っていました。
ところが。
店に入った瞬間、
全員が思いました。
「なんか違う。」
壁一面LED。
クラブ並みの音響。
爆音で流れるダンスミュージック。
中央にはDJブース。
DJが本気で曲を回している。
ここ本当にマッサージ屋なのか。
しかし。
マッサージは驚くほど上手い。
気持ち良すぎて寝そうになる。
いや、実際に寝ていた人もいたと思います。
ところが突然。
照明が変わる。
音楽が変わる。
スタッフが叫び始める。
そして始まる、
パーティータイム。
寝ていた人も起こされる。
全員立たされる。
踊る。
踊らされる。
知らない人同士が笑う。
踊る。
また笑う。
そしてまたマッサージが始まる。
意味が分からない。
でも最高でした。
今回の旅を振り返ると、
タイの人たちは人生を楽しむのが本当に上手だなと思います。
もちろん課題もあります。
貧困もあります。
格差もあります。
でも、
目の前の人を楽しませる力。
今この瞬間を生きる力。
それは見習いたいと思いました。
そして何より。
今回の旅で一番の財産は、
タイでもなく、
観光地でもなく、
カオマンガイでもなく、
このメンバーで来られたことでした。
ずっと笑っている。
でも話し始めると深い。
誰かの洞察が自分の視点を広げる。
誰かの問いが自分を見つめ直させる。
一人では見えなかった景色がありました。
普通の旅行では味わえなかった時間がありました。
だからこそ思います。
ここに、このメンバーで集まれたこと自体が奇跡だった。
いつ死ぬかなんて分からない。
だからこそ、
やりたいことをやる。
会いたい人に会う。
行きたい場所へ行く。
そして、
大人になっても子どもみたいに全力で楽しむ。
今回の大人の修学旅行は、
タイを学ぶ旅ではなく、
豊かさを学ぶ旅でした。
ビジネスを学ぶ旅でした。
そして、
生きることを学ぶ旅でした。
またみんなで、次の修学旅行へ。
その日を楽しみにしています。




