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【インタビュー】薬漬けの日々から劇的復活!香りと対話で人生を咲かせるアロマスタイリスト!咲奈

番組概要
NPO法人Mirai Kanaiがお届けするラジオ番組「ミラクルモンスター(通称:ミラモン)。ユニークな経歴や珍しいお仕事をしている方をゲストにお招きし、その道のりや考え方、夢中になっていることをとことん深掘りして、リスナーの皆さんと一緒に勝手に応援していく番組です
さまざまな大人の働き方や生き方を通して、子どもたちや若い世代へ未来の選択肢や夢のヒントを届けるキャリア教育も目的としています。
本日のゲスト紹介畑中 咲奈(はたなか さきな)さん: アロマスタイリスト / 発達障害・うつ当事者スピーカー沖縄県うるま市赤道の自宅サロンにて、一人ひとりの心身の不調に合わせたアロマスタイリングやアロマケアを展開されています。また、ご自身の体験をもとに、沖縄中部エリアを中心に発達障害やうつに関するお話し会や当事者交流会を精力的に開催・主宰されています。
リンク: アロマを知る香り講座案内ページ

ゲストプロフィール

岡山県出身。幼少期はモノづくりに没頭する破天荒な少女として過ごし、10代で飲食店のホールスタッフとして接客の原点を学ぶ。大人になり、発達障害(ADHD・学習障害)と産後うつの診断を受け、7年間に及ぶ1日12錠の投薬治療でベッドから起き上がれない日々を経験。しかし、ビーガンカフェでのママ友との出会いを機に自然療法やアロマケアを取り入れ、見事断薬を達成。自身を救った体験をもとに「アロマスタイリスト」として起業し、うるま市にて自宅サロンを運営。さらに当事者交流会を主宰し、子育て中のママが無料で癒やされる施設の設立という大きな夢に向かって挑戦を続けている。


インタビュー本編

モノづくりに没頭した幼少期と、人生を劇的に変えた運命の出会い

イ(インタビュアー):咲奈さん、本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、咲奈さんの幼少期や学生時代はどんなお子さんで、どんなことに夢中になっていたんですか?

畑中:よろしくお願いします!学校の先生や親からは、とにかく「破天荒な女の子」って言われていましたね。興味を持ったことにはグーッと深く没頭するタイプで、小さい頃はビーズ細工を教えてもらった時に、ひたすら糸に通していく作業が楽しくてずっとやっていました。あとはダンボールで何かを再現して作ってみたり、裁縫やDIYにも夢中になっていましたね。

イ:手先を使って何かを作り上げる楽しさに没頭されていたんですね!そのモノづくりの原点って、今の活動にもつながっている感じがしますよね。

畑中:本当にそう思います!アロマのアナウンスやワークショップの準備もクラフト要素が多いですしね。あと、母から「作業が8割、仕上げが2割」という精神を徹底的に叩き込まれたんですよ。その丁寧な準備の姿勢が、今のサロンワークの根底にしっかりと活きているなと感じます。

イ:お母様からの教えが今も生きているんですね。ちなみに、社会に出て最初に経験されたお仕事は何だったんでしょうか?

畑中:一番最初はお肉屋さんのホールスタッフ、焼肉屋さんの接客のお仕事でした。10代という若さでしたが、そこでお客さんとどう関わるか、どう接したら気持ちよく過ごしてもらえるかという接客のコミュニケーションを深く学ばせてもらいましたね。

イ:10代での現場経験が、今のお客さま一人ひとりに寄り添うスタイリングの土台になっているんですね!ちなみに、ご出身はどちらなんですか?

畑中:岡山県出身なんです!中国地方で四国の上に位置しているんですけど、実は岡山空港ってパーキング代がかからなくてすごく優秀なんですよ!観光地の「美観地区」も昔ながらの素晴らしい街並みで、NHKの撮影なんかにもよく使われています。昔は地元があまり好きじゃなかったんですけど、外に出てみて初めて地元の魅力に気づきましたね。

イ:一度外の世界に出てみると、地元の良さや客観的な視点が見えてきますよね!そこから、咲奈さんのキャリアや人生において一番大きな転機となった出来事は何だったのでしょうか?

畑中:一番の転機は、6年半から7年ほど続いた発達障害とうつの診断、そして大量の投薬治療を経験したことです。当時は1日12錠という高齢者並みの薬を飲んでいて、ヘルパーさんや訪問看護さんが家に入り、ベッドから起き上がることすらできない日々でした。

イ:1日12錠ですか……!それは想像を絶するおつらさだったのではないでしょうか。

畑中:本当にやばかったです。でも、「お医者さん任せにするんじゃなくて、どうすれば自分の身体や気分を元気にできるんだろう」と本気で自分に向き合い始めたんです。食事療法にも興味を持って出かけたビーガンカフェで、たまたま同じ年頃のお子さんを連れたママさんと出会いました。その方が自然療法やシュタイナー教育を取り入れ、東京で自分の店舗を持ってカッコよく働いている素敵な方で!その友人からいただいたアドバイスのおかげで、少しずつ薬を手放し、人生をガラリと変えることができたんです。

数字が認識できない葛藤と、1日12錠の「薬漬け」からの脱出劇

イ(インタビュアー):うつや投薬治療に至ってしまった背景には、どのような葛藤や困難があったのでしょうか?

畑中:主治医の先生からの解説もあったのですが、発達障害を持つ子は大人になって失敗体験を積み重ねてしまうことで、精神疾患を引き起こす「二次障害」を起こしやすいんです。私自身、高校生の時から電車に乗っても何時発・何番線という「数字」の認識が極めて弱い学習障害(LD)があって、電車の乗り継ぎができずに学校にたどり着くことすらできませんでした。

イ:数字の認識が難しい学習障害があったんですね……。日常生活や学校生活での生きづらさは相当なものだったと思います。

畑中:ええ。当時は理由も分からず失敗ばかりを繰り返して生きづらさを抱えていました。その後、産後うつをきっかけに病院を受診し、心理士さんと2〜3時間かけて本格的な心理検査を受けたんです。ブロックを同じ形に積み上げるテストがあったのですが、「余裕でしょ!」と思っていたのに全くできなくて、自分でも本当にびっくりしました。

イ:実は私もハサミで紙を真っ直ぐ切ったり、折り紙の展開図を理解したりするのが全くできなくて!人によって得意・不得意の凹凸って本当に激しいですよね。

畑中:そうなんです!凸凹のバランスが本当に極端なんですよね。病院に通い始めた頃は、朝ごはん代わりに薬を飲むような状態で、副作用で吐き戻してしまうこともありました。薬を飲むと覚醒するというよりは、頭の中が静かになってクリアになる感覚でしたね。

イ:そこから、どのようにしてアロマを活用したケアへとシフトしていったのですか?

畑中:友人から教えてもらったのが、アメリカでは医療現場でも使われるほど高品質なドテラ社のアロマでした。香りを嗅ぐだけでなく、直接肌に塗ったり、お水に垂らして飲んだり(摂取したり)できるんです。特にレモンなどの精油に含まれる「リモネン」という成分は、石油由来の日用品やプラスチック等から体内に溜まった汚れをクリアにする手助けをしてくれます。

イ:アロマを「飲む」という使い方は衝撃的ですね!まさに自然の力で体をケアしていくわけですね。

畑中:はい!不安がある時は睡眠薬や安定剤の代わりにラベンダーの香りでリラックスするなど、お薬をひとつずつアロマに置き換えていきました。以前は未来の変え方が分からず不安に押し潰されそうでしたが、マルシェに出店して自分の選んだ香りで笑顔になってくれるお客さんを見た時、「私も社会の役に立てるんだ!」と生きて帰ってきたような心地がしましたね。

アロマスタイリストの魅力と、一人ひとりの不調に寄り添う喜び

イ(インタビュアー):現在は「アロマスタイリスト」として活動されていますが、具体的にどんなお仕事をされているのか、その魅力ややりがいを教えてください!

畑中:うるま市にある自宅サロンで、一人ひとりの悩みや不調に合わせてアロマをスタイリングしています。ただ単に「良い香り」を楽しむだけでなく、お客さまが抱えている身体の不調や心の不安・マインドに、そのアロマがぴったりフィットする瞬間を見つけ出せた時がたまらなく面白く、一番のやりがいですね!

イ:まさに一人ひとりの心身の状態に合わせた「オーダーメイドのスタイリング」ですね!どのようにしてその人に合った香りを探していくのですか?

畑中:専門の書籍や参考書も見ながら、実際の香りをお客さまに嗅いでもらって反応を見ていきます。香りの「好き・嫌い」って、脳や昔の記憶と直接結びついているんですよ。

イ:脳と記憶に直結しているんですか!実は私、リラックスの代名詞であるラベンダーの香りが昔から少し苦手で……これってどういう理由があるんでしょうか?

畑中:香りを本能的に拒否する理由ってすごく深くて!例えば「休みたいけれど休めない」と無意識に足を止めるのを恐れていたり、過去にトイレの芳香剤や外国人の強い香水、あるいはお酒を飲みすぎて吐いてしまった時の記憶と香りが結びついて拒絶反応が出ているケースがあるんです。

イ:うわぁ、まさにドンピシャです!飲みすぎてトイレで吐いた時の記憶がよみがえっていたのかもしれません(笑)。

畑中:あはは、まさにそれです(笑)!でも、もし香りを直接嗅ぐのが苦手な場合でも、足の裏などに塗って皮膚から身体に吸収させるアプローチができるんですよ。そうすると少しずつ身体に馴染んで、受け入れられるようになっていったりします。

イ:嗅ぐのがダメでも足の裏から吸収させるなんて、まさに新しい発見です!柑橘系のレモンに含まれる「リモネン」も可愛らしい名前で親しみが湧きますね。

畑中:リモネンちゃん、可愛いですよね(笑)!こうしてお客さまから「楽しい!」「体が楽になった!」と言っていただける瞬間が、私にとって何よりの喜びなんです。

個人事業主としての壁と、脳内の思考を「行動」に変える極意

イ(インタビュアー):魅力に溢れるお仕事ですが、逆に個人事業主ならではの難しさや大変さを感じるのはどんな時ですか?

畑中:自分一人でサロンを運営する個人事業主なので、セルフマネジメントの難しさは常に感じています。頭の中に「こんなイベントをやったら面白いかも!」「こんなワークショップはどうだろう?」とクリエイティブなアイデアがどんどん溢れてくるのですが、それを一人で形にしていく作業が本当に大変で。

イ:アイデアが溢れ出てくる反面、形にするためのタスク管理や実行力が求められるわけですね。

畑中:そうなんです。あと、お客さま自身の生活リズムやセルフマネジメントの波に根気強く寄り添っていくプロセスも、根気がいる難しさですね。

イ:私も特性上アイデアが次々と湧き出てパンクしそうになるのですが、最近は生成AIを活用して脳内の思考を可視化・整理させているんです。ADHDの特性を持つ人にはAIを活用したタスク整理は本当におすすめですよ!

畑中:AIの活用、ぜひもっと試してみます!あと、セイラさんが以前「考える時間を作らず、即・行動に移す」とおっしゃっていたのがすごく心に刺さっていて。私はどうしても思考を深掘りして膨らませるのが好きで、変な方向に考えすぎて落ち込んでしまうことがあるので……。

イ:思考の渦にハマって落ち込みそうになったら、「動き(行動)が足りていない証拠だ!」と思って、何でもいいから身体を動かすようにしているんです。落ち込んでいても誰も助けてくれないですから、腹を括って覚悟を決めて動くしかないんですよね。

畑中:その覚悟を持ったセーラマインド、本当にカッコいいですし勉強になります!私も落ち込みそうになったら俯瞰して、行動で壁を乗り越えていこうと思います。

「自分が納得いくまで丁寧に向き合う」モットーと本質を探る力

イ(インタビュアー):咲奈さんがお仕事や人生を歩む上で、これだけは譲れない大切にしているモットーや価値観は何ですか?

畑中:「自分が納得いくまで、思考や課題と丁寧に向き合ってみる!」ということを一番大切にしています。昔の私は他人のせいにしてしまう「多責思考」な部分があったので、その反省からも本質的な部分と丁寧に向き合うようにしているんです。

イ:「自分が納得いくまで向き合う」……すごく力強く本質的なモットーですね!

畑中:サロンのお仕事でも、単に勢いで商品を売るのではなく、お客さま自身のリズムや本音を大切にしています。例えば「痩せたい」と言っているダイエットのお悩みでも、本当に痩せたいわけではなく「痩せたいという話題でコミュニケーションしたいだけ」の場合もあるんですよね。

イ:あ耳が痛い……!まさに私も「痩せたい」と言いながら何も行動していないタイプです(笑)。

畑中:ふふふ(笑)。でも本当に変えたいのであれば、「なぜ痩せたいのか?」を深掘りしていくと「もっと好きな服を着こなしたい」「自分に自信を持ちたい」という根本的な本音が見えてくるんです。私自身、過去に15kgのダイエットに成功した経験があるのですが、その時にノートに自分の気持ちを書き出す「ジャーナリング」で内観を徹底的に行いました。

イ:15kgの減量ですか!ノートに本音を書き出すジャーナリングで、どのような気づきがあったのですか?

畑中:重かった時期のふくよかな自分も愛おしいと思えるマインドを手に入れた上で、「この地球上で分厚い服を着て、重い荷物をずっと抱えて歩いているような状態から身軽になりたい!」と心の底から思えた時に、自然とダイエットが成功したんです。

イ:素晴らしい内観ですね!咲奈さんは映画鑑賞もお好きとのことですが、映画からもインスピレーションを受けたりするのですか?

畑中:はい!映画の内容だけでなく、「監督や脚本家がなぜこの物語を作ろうと思ったのか」というクリエイターの発想の原点や情熱を吸収するようにしています。ただ、ADHDあるあるで、ストーリー展開や犯人が途中で分かってしまったり、一度見た映画をすっかり忘れて「うわぁ初見だ!」って新鮮な気持ちで2回目を楽しんだりもしていますけどね(笑)!

子育てママを無料で癒やす夢と、当事者交流会で創る新しい未来

イ(インタビュアー):ここからは咲奈さんの未来の展望について伺いたいのですが、これから挑戦したい大きな目標や夢はありますか?

畑中:将来的に、子育て中のママたちが「無料」でアロママッサージやケアを受けられるような施設を作りたいと思っています!

イ:ママたちが無料でアロマケアを受けられる場所……!なんて素敵な夢なんでしょうか!なぜその施設を作りたいと思われたのですか?

畑中:私自身が子育てや発達の困り感、うつで苦しんだ経験が原点にあります。育児で限界を迎えて「キャー!」とパンクしてしまう前に、一旦深く呼吸をして身体と心をフラットな状態に戻し、再び笑顔でリスタートできるような避難所・リセット場所が必要だと思うんです。

イ:お母さんが笑顔になれる場所があれば、子どもたちやご家庭全体も元気に温かくなりますもんね。その夢に向かって、今具体的に取り組まれている活動はありますか?

畑中:現在は月に1回のペースで「当事者交流会(ADHDお茶会など)」を主宰しています。当事者の方はもちろん、当事者を理解したいご家族や支援者さんが集まって、ゆんたく(お喋り)しながら「あるあるネタ」を共有したり、独自の工夫や解決策を交換し合っています。

イ:当事者同士だからこそ共感し合えるリアルな知恵や工夫の共有ですね!

畑中:ええ!さらに交流会の中では、発達障害や気分の落ち込みに役立つ「生活支援アイテム」を実際にお試し体験できる場も作っています。今後はこの活動をNPO法人化していきたいと考えていて、集まった当事者のリアルな声を活かして、保育園や学校の先生、デイサービスのスタッフさん、企業の相談員さんたちへ「発達障害や精神疾患を持つ方との接し方・関わり方」を伝える研修や講座も展開していきたいです!

周りの目は無視していい!「できる前提」で生きる若い世代へのエール

イ(インタビュアー):自分の進路や生き方に悩んでいる若い世代や子どもたちへ向けて、咲奈さんからメッセージやアドバイスをお願いできますか?

畑中:はい!「周りの視線なんて気にしなくていい!無視していいよ!」と伝えたいです!

イ:「周りの目は無視していい」!力強くて最高のアドバイスですね!

畑中:世間からどう思われるかとか社会的評価なんて関係なくて、自分の「やりたい!」という気持ちに素直になってほしいんです。自分が興味を持ったことを突き詰めた先に、必ず後から意味や理由が付いてきますから。

イ:人の目を気にして諦めてしまう若者も多い中で、心に深く刺さる言葉です。

畑中:私も昔は「人生つまらないな」って諦めかけていた時期がありました。だからこそ、「生きることを思い切り楽しんでほしい!」とお伝えしたいです。最初から「できない前提」で選択肢を狭めるのではなく、「必ずできる!」という「できる前提」で自分の未来を選んで生きてほしいなと思います。

イ:「できる前提で生きる」!「やればできる、やめなければ叶う。叶うまでやるのが真理」ですね!咲奈さん、最後にリスナーの皆さんへ告知や大切なお知らせがあればお願いします!

畑中:私のInstagramでは、毎月開催している当事者交流会(ADHDお茶会)やアロマクラフトのアナウンスを日々発信しています。また、アロマの基礎や活用法を90分でじっくり学べる「アロマを知る香り講座」もご案内していますので、ぜひチェックしてみてください!

イ:素晴らしい熱いお話をありがとうございました!本日のゲストはアロマスタイリストの畑中咲奈さんでした!咲奈さん、本当にありがとうございました!

畑中:ありがとうございました!


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